社会生活って、人と付き合わずには成り立ちませんよね。
職場の上司や同僚・学校での友達・ご近所さん、人との付き合いに疲れている人って多いです。
会社でも学校でも、ストレスの原因は仕事や勉強ではなく人間関係。
この悩みを軽くしてくれるのが【80:20の法則】なのです。
この考え方がわかると、あなたの心も軽くなりますよ!
【80:20の法則】とは
【世の中はすべて、80:20の法則で動いている】という理論があります。
例えば。。。
【ある要素の一部が大部分を占めている】
ということです。
ビジネスの世界では【20%の商品が売上げの80%を担っている】と言われ、コンビニエンスストアなど流通業者の商品にも影響を与えています。
もちろん若干のバラつきがあって、70:30のこともあれば85:15のこともありますが、総合して80:20になるっていうことなのです。
このことを考案した経済学者・パレートさんの名前をとって、【パレートの法則】と呼ばれています。
【80:20の法則】の亜種【2:6:2の法則】
【80:20の法則】から【2:6:2の法則】というのも派生しました。
こちらは【働きアリの法則】とも呼ばれ、北海道大学の教授によって生物学の視点から研究・発表されています。
これは
というものです。
これをふまえて、試しに働き者のアリだけを集めてみたところ・・・
なんと、そのエリート集団の中でも2割のアリだけがよく働き、6割はボチボチで2割は怠ける、という結果になりました。
じゃあ、ということで怠け者のアリたちを集めてみたら・・・
なんと、また同じ結果。
どうやら、【80:20の法則】=【パレートの法則】は自然の摂理であり、これには逆らえないようなのです。
この法則が理解できると、人間関係がラクになります。
世の中のバランスは【2:6:2】
2:6:2のバランスの例え・その1
ある会社の社長さんが悩んでいました。
どんなにいい人材を集めても、職場がよくならない・・・
それに対する経営コンサルタントのアドバイスは
ダメな人を採用してみなさい
社長さんはビックリしましたが、言われたとおりにダメな人を雇用してみたところ・・・
社員たちに一体感が出て、会社がよくなりました!
と大喜び。
いかがでしょう?
会社内に【2:6:2の法則】を取り入れたことで、バランスがよくなったという一例です。
2:6:2のバランスの例え・その2
わかりやすいところでは、受験を終えて高校生となった生徒たち。
入学したときには同じような成績の生徒たちが集まったはずなのに、卒業するころには成績が二極化しますよね。
いい大学にストレートで入る生徒もいれば、赤点続きで卒業の危ぶまれる生徒も出てきます。
他にも、学校のクラスの中では
・普通の子が6割
・運動の苦手な生徒が2割
こんなバランスになっていて、
1組の生徒は全員が偏差値75以上、とか
3組の生徒は全員落ちこぼれ
なんてことはありません。
街を見回してみても、
1丁目の人は全員働き者で
2丁目の人は全員怠け者
なんてこともありません。
世の中あらゆることが自然の法則に従ってできていて、2:6:2のバランスで整っているのです。
【イヤな人】【意見のあわない人】は【反対側の人】
やっと本題です(笑)
2:6:2が自然界の摂理だということを受け入れることができれば
人間関係を気楽に考えることができます。
なぜなら、【イヤな人】【意見の合わない人】を反対側の人ととらえることができるからです。
2:6:2のバランス・人間関係応用編
あなたと意見の合わない人がいても、気にすることはありません。
っていうことです。
たとえば
『ごはんを残しちゃダメ!』っていう人が2人いれば
『ムリに食べるのはよくないわ』っていう人が2人いて
『どっちでもいいんじゃない?』っていう人が6人いるのです。
これがバランス。
自然の摂理です。
これに逆らおうとすると、人間関係が苦しくなります。
『私の意見は間違っていない!』と討論するのはエネルギーの無駄遣い。
『あなたの意見は間違っている!』というのは自然の摂理に反することになるからです。
意見の違う人は反対側の人、と割り切って考えましょう。
あなたを嫌う人がいても大丈夫。
あなたのことを嫌いな人がふたりいれば、好きになってくれる人もふたりいるからです。
誰からも受け入れてほしいと思って八方美人を演じていると、苦しくなります。
みんなに好かれようとするのは、ありえない法則なのです。
2:6:2の法則を理解していれば、苦しい思いをすることはありません。
イヤな人・意見のあわない人は反対側の人と考えて、一部の人から嫌われるのもしょうがない・嫌われてもいいと考えましょう。
たとえば、家の中にいるヤモリを見て
『あら、かわいい♡』という人もいれば
『ヤダ、気持ちワルイ』という人もいます。
ハリネズミを飼いたいって言ったら、
『変わってるわね』って言う人もいれば
『楽しそうね』っていう人もいるのです。
イヤな友達・職場の同僚は、どうにかしたいと思ってもどうにもなるものではありません。
他人は変えられないのです。
なぜなら、それが【2:6:2の法則】だから。
【反対側の人】とは距離を置く
では、反対側の人はどう接したらいいのかというと。。。
これはもう、距離を置くに限ります。
ムリして接する必要はありません。
たとえば、ハイキングの途中で毒蛇に出会ったらその場から立ち去るでしょう?
『その牙を引っこ抜いてやろうじゃないの!』って、戦いを挑んだりしませんよね(笑)
それと同じことです。
イヤな人とは距離をおきましょう。
無理して接する必要はないのです。
そうすれば、バランスがよくなってイヤな想いをすることも減ってきます。
何事も【2:6:2の法則】に持っていけば、ラクに生活できるようになりますよ!
まとめ
【2:6:2の法則】は自然の摂理です。
意見が合わない人・自分を嫌う人は、反対側の人と考えましょう。
イヤな友達も、反対側の人ととらえます。
そしてその相手を変えようとしないで、相手との距離を置くようにしましょう。
人って、どうしてもネガティブなことに目が行ってしまいがちです。
だけど、おなじ量のポジティブな部分があるのですから、そちらに目を向けるようにしましょう。
【2:6:2の法則】に従って生きていけば、人間関係もラクになりますよ!
コメント